「そう言えばそうだよなぁ」とずっと疑問だったあなたも、だからどうなんだというあなたも、知っておいて損はない「水族館の正しいお話」をお届けしていきます。

あなたの疑問が、スッキリ解決。 水族館がもっと楽しくなります。

水族館のお客様は写真を撮ったりビデオを回したり、イルカのジャンプに歓声を上げたり、とても楽しそうです。でも、お客様の会話に「うん?」と飼育員の足が止まってしまうことがあります。それも結構しばしば。例えば・・・

  • アザラシの前で、「ほら、さっきショーをやってたアシカさんだよ」と子供を抱き上げてるお父さん。
  • イワトビペンギンを見つけて、「わぁ、スーパーハード、スーパーハード」と駆け寄ったお母さん。
  • ウミガメをじっと見つめながら、「この首や手足どうやって引っ込めるの」と不思議そうだったカップル。
  • 「何、これ?変なの。ほらあっちにお魚さんがいるよ」とカブトガニを見つめる子供の手を引いたお母さん。

「あら、私のことだわ」なんて、身に覚えが…。そう言えば、水族館には不思議がいっぱい。じゃあ本当はどうなの?

疑問の一覧(回答は下へ)

アザラシとアシカは一体どこがどう違うの?

アシカやアザラシは、鰭脚(キキャク)類という仲間です。どちらも4本の足がヒレのような形をしているので、混同されている方が多いようですが、外見上の大きな違いがあります。

アシカには外耳があり、後足を前に曲げることができます。このため陸上でも自由に動けます。水中では前足をボートのオールのように動かして泳ぎます。

これに対して、アザラシは外耳がなく、後足を前に曲げることができません。このため陸上ではあまり自由に動けません。水中では後足を左右に動かして泳ぎます。

どうやらアシカとアザラシでは、だいぶ違うようですね。

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イルカとクジラは一体どこがどう違うの?

イルカとクジラは、大きさは違いますが同じクジラの仲間です。

クジラには、ハクジラとヒゲクジラがありますが、クジラ類の9割近くがハクジラ亜目(あもく)に属し、その大部分は比較的小型のイルカと呼ばれる種類です。

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カメは本当に万年も寿命があるの?

一般にカメは長寿だといわれていますが、アルダブラゾウガメという種類で152年生きたという記録があるものの、すべてのカメが長寿なわけではありません。

各水族館で飼育しているアカウミガメは、30年以上飼育された記録がありますが、はっきりとした寿命は不明です。いずれにしても、1万年は生きないと思います。

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かつて一世を風靡したウーパールーパー…

かつてテレビで「ウーパールーパー」という生物が流行しましたが、本当の名前は「メキシコサラマンダー」といい、両生類の仲間です。

原産地のメキシコの湖に生息しているものは、黒い色のものがほとんどです。あの白い体のものは、人工的にかけ合わせて作り出したものが多いようです。

 

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イワナにヤマメにアメマス、ヒメマス何だかみんな同じに見える。

これらはみんなサケ科の仲間です。この仲間には、一生淡水域で暮らすものと、海へ下るものがあり、生活域の違いによって同じ魚でも呼び名が変わります。

イワナは一生を山深い渓流で生活しますが、ヤマメ、エゾイワナ、ヒメマスが海に下ると、それぞれサクラマス、アメマス、ベニザケと呼び名が変わります。 形や模様での見分け方は非常に難しいので、また次の機会に説明します。

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ヒラメとカレイの見分け方は?

最も一般的な見分け方は、魚の腹側を手前にして置いたとき、

  • 頭が左側を向くのがヒラメ型
  • 頭が右側を向くのがカレイ型

です。いわゆる「左ヒラメの右カレイ」という奴です。
しかし、中には例外もあります。

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サンショウウオって魚なの?

サンショウウオを漢字にすると山椒魚。でも、魚ではありません。カエルと同じ「両生類」という仲間なのです。それでは、両生類と魚類の違いをお教えしましょう。

  1. 魚類の体の表面が硬いウロコでおおわれているのに対して、両生類の体表にはウロコも毛もなく、つるつるしています。
  2. 魚類は水の中の酸素をエラを通して体内に取り入れています。両生類も、子供の時にはエラを持っていますが、変態して大人になると、私たちと同じように肺で呼吸するようになります。

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水族館のペンギンは夏でも平気なの?

ペンギンといえば南極の氷の上。
水族館のペンギンは夏でも平気なの?

ペンギンは全て南極にすんでいるわけではありません。 南極の氷の上に群れているペンギンのイメージが強いので、水族館の展示室も南極並みに寒いと思われがちですが、 実際はそうでもありません

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餌付けショーを行う水槽で飼育しているサメは人を襲ったりしないの?

人がサメに襲われたりすると大きなニュースになるので、 サメというと狂暴な生き物と考えている人が多いのですが、人を襲ったりするのはごく一部の種類だけです。

サメの中にも狂暴な種類やおとなしい種類があり、浅虫水族館で飼育しているサメはおとなしくて危険のない種類です。すべての生き物が人間に友好的なわけではありませんが、映画や物語のイメージだけでいたずらに危険動物扱いをするのも考えものでしょう。

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イルカは演技の種類をどうやって区別しているの?

イルカはとても賢いことはよく知られていますが、人間の言葉を理解することはできません。

そのイルカに色々な種類のジャンプを覚えさせるために、トレーナーはそれぞれの演技毎に特徴のあるサインを作っています。
イルカはトレーナーの出すサインを見てジャンプの種類を区別しているのです。ショーの時、トレーナーの手元に注目してみてください。

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熱帯魚はいろんな色があるけれど、 北の魚は皆同じような色。なぜ?

熱帯魚にいろんな色があるのは、美しく見せるというより生き残っていくために必要なことなのです。淡い緑、青、白色で広い海でのカムフラージュとしている種類もあれば、サンゴ礁の華やかな色彩の中で鮮やかな赤や黄で体を隠しているものもあります。斑点、縞、まだら模様などは、魚の輪郭をきれぎれにして外敵の目を混乱させます。また、色によってその魚の縄張りを示したり、繁殖の準備ができている信号を示している場合もあります。

それに比べて北の魚が地味なのは、北の海の色が地味なことによると思われますが、水面近くを泳ぐもののなかには、背中の色が濃く、腹側が明るい色になっているもの(カウンター・シェーディング)が結構います。これは、上からの光が背を明るく照らし、下側を陰にするため、魚の奥行きが感じられなくなり周囲の水にまぎれて姿が消えてしまうというものです。

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ピラニアって本当に人を襲ったりするの?

小さなピラニアが魚や動物に無数に群がってあっという間に骨だけの姿にしてしまう映像は、とてもショッキングですが、ピラニア=どう猛という考えは必ずしも正しくありません。

定時に餌がもらえる水族館とは違い、自然界では餌をとることは生きるために最も重要で、かつ最も難しいことです。空腹を満たすことができる希少なチャンスに殺気立つのは、むしろ自然な反応といえるかもしれません。

人を襲うことはめったにないとはいえ、とても空腹なピラニアに囲まれたら、どうなるかはわかりません。大事なことは、自然を怖れるのではなく、正しい知識を持つことでしょう。

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水槽の中の魚は水の中から人間を見ているの?

魚はちゃんと私たちを見ています。ただ、魚の目で見ている世界と人間の目で見る世界とは 随分違っています。魚眼レンズという、物の中央部分が浮き出して見えるレンズを通して見ると、魚が見ている世界に近づくことができます。魚から見て、あなたは美人?それとも…

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水槽で魚が卵を産めば、水槽の中は魚でいっぱいにならないの?

水槽の中は、産まれたばかりの魚にとって、外敵から身を守るための安全な隠れ場所が少なく、エサとなるプランクトンもいないため、大きく育つには良い環境とは言えません。

浅虫水族館では、水槽の中で産まれたばかりの魚をできるかぎりつかまえ安全な水槽に移し大切に育てています。

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水族館で死んだ魚は職員が食べているの?

だれでも家庭で大切に育てた動物が死んだらかわいそうだと思いませんか。わたしたち飼育員も魚がかわいいのです。病気になれば薬を与えます。そして死んでしまった場合は、解剖して死亡の原因を調べたり、貴重な魚は標本として残します。ですから食べることはありません。

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